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 「安全神話」への逆戻り

社説:大飯再稼働会見 「安全神話」への逆戻り
毎日新聞 2012年06月12日 02時31分

心にも理性にも響かない先週の野田佳彦首相の「大飯再稼働会見」だった。国民ではなく、福井県知事に向けたメッセージであることが透けて見える。
これで国民の納得が得られるとは到底思えない。

疑問はいくつもある。まず、「福島を襲ったような地震・津波が起きても事故を防止できる」「すべての電源が失われても炉心損傷に至らない」という首相の認識だ。

そもそも、福島第1原発の過酷事故の最大の教訓は、いくら防護対策を取っていても「事故は起こる」ということだった。
にもかかわらず、首相は再び、「事故は起きない」という前提に立ち返って再稼働を進めようとしている。

「安全神話」への逆戻りと言う以外にない。

「福島のような」という限定付き「安全保証」も問題だ。次の事故は違う形を取るに違いないからだ。

国際的な原発の安全原則は「5層の防護」から成り立っている。
3層目までは過酷事故の防止、4層目以降は過酷事故を前提に、放射性物質の放出から人や環境を守る防災対策までを求めている。

免震棟など過酷事故対策の一部を先送りしている大飯原発で、4、5層目の対策をどう実行するのか。首相は国民にきちんと説明する義務があるはずだ。

さらに、「原子力発電を止めたままでは、日本の社会は立ちゆかない」という発言も疑問だ。
政府は「脱原発依存」を方針とし、どのようなエネルギーミックスをめざすのか、時間と労力をかけて検討している。


困難な問題に大して、全てが“先送り”。
本来、国政では許される事ではない。
所詮“野田”も捨て駒程度。
問題は、その捨て駒の“野田”にこの国の最高責任の地位に付いている事だ!
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

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