スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

筆洗から

江戸っ子は尻に気を使ったそうだ。火急の時に走りやすいように着物の背後の裾を帯に押し込む。
丸見えになってしまうので、尻をいつもきれいにするように心がけたという
▼当然、ふんどしも他人に笑われないように、
少々無理をしてでも常に高級品を身に着けていた(小菅宏著『「江戸」な生き方』)。
普段は見えないところでも、おしゃれを決め込むのが江戸っ子の心意気だ

▼江戸が清潔な都市だったのは、集められた排せつ物が肥料として周辺農村にすぐに買い取られたからだ。
かつてのエコロジー都市から学ぶ姿勢が「原子力村」の人たちに少しでもあったら、と考える

▼「トイレなきマンション」と批判されながら、原発の使用済み核燃料の処分問題は先送りされてきた。
その結果、危険な「核のごみ」が行き場を失っている

▼メルトダウンした大量の核燃料の処分。高濃度に汚染された原子炉をどうやって廃炉にするのか。
福島第一原発では、気が遠くなるような尻ぬぐいの作業が待っている

▼菅直人首相は「エネルギー政策を白紙から見直す」と明言したが、
国家戦略室の新成長戦略実現会議に出された素案は、原発推進を堅持する姿勢が明確だった。

事務局を仕切るのは経済産業省の官僚だという。この期に及んでとあきれてしまう。
尻の汚れを気にした江戸っ子の美学は、原子力村の住民には分かるまい。

東京新聞 2011年6月8日

自己改筆・・・『原子力村の村民や原子力を推進するIAEA村長には分かるまい。』


スポンサーサイト
コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

| TOP |

New

Archive

Category

Web page translation

Access counter

Link

RSS Link

フリーエリア


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。