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筆洗

<世間をひろく見渡すに、欲で商いをする者はたとえ成功しても小さくしか成功せず、かりに大きく成功してもすぐほろぶ>。

司馬遼太郎さんの小説『菜の花の沖』のモデルである江戸後期の豪商高田屋嘉兵衛は、「欲」と「利」の違いを配下の者たちに言い聞かせてきたという
▼利を追うのは商人の本能だが、我欲が強ければ目が曇る。淡路島の貧しい農民から廻船(かいせん)業者に。
やがて幕府の「蝦夷御用船頭」に任じられ、北海道開拓の礎を築いた男の戒めだ

▼我欲で目が曇っていないか、と電力会社の姿勢に思う。東京電力や関西電力が原発再稼働に固執するのは、
廃炉によって発電所の資産がゼロになり、債務超過に陥るのを恐れているからだ。
なのに「電力不足」ばかり言い募る

▼関電の原発の比率は約五割。地震列島でそこまで比率を高めたのは経営判断の誤りだろう。
その責任に頬かぶりし、計画停電を持ち出して利用者を脅す姿は醜悪だ

▼東電の再建策には再稼働を前提とした資金調達案が盛り込まれた。巨額の債権を持ち、
再稼働を求めている大銀行は不良債権の処理で欠損を出し、十年以上、法人税を納めていなかった

▼東京・代々木公園できのう開かれた「さようなら原発10万人集会」には主催者発表で十七万人が集まり、全国各地でも脱原発を訴えるデモがあった。
欲に迷う商人たちに声を聞かせたかった。
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

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